ヤンキー王子とラブレッスン②【完】

目の前のソファから立ち上がり……テーブルを回って……。


「……っ!?」


あたしの横に、ドッカリと腰を下ろした。


その勢いで……五十嵐くんの方に、少しだけ体が傾いた。


「ひゃっ……」


ほんの少しだけ、五十嵐くんの体の熱を感じる。


もちろんそれは……、あたしの頬を赤くした。


さっきまでより、ずっと、もっと。