もしかしたら……。


裏口があるかも!?


そう考えたって、不思議じゃない。


でも、あたしの、そんな淡い期待は……。


「……っ」


や、だ。


……何重にも巻かれた鎖とカギによって、打ち砕かれた。


「…………」


もちろん、あの男達が、チェックしていないはずはない。