ヤンキー王子とラブレッスン②【完】

ひぃぃぃっ!!


恥ずかしい、恥ずかしい!!


桜花生の数は、どんどん増えていく一方だし、もちろん、北星の男子生徒も見ているし。


あたし……。


早くこの場から、立ち去りたい!!


目をキョトキョト動かし、足を一歩前に踏み出そうとしたら……。


「煌様に近づいちゃダメッ!!」


何を勘違いしたのか、楓ちゃんがバババッと両手を広げて、通せんぼした。