ヤンキー王子とラブレッスン②【完】

苛立ちを隠そうともしない、五十嵐くんの低い声が響いた。


そしてあたしは、腕を引っ張られ……。


ポスッと五十嵐くんの胸に囲われた。


「○*@▼□;っ!!」


“やめて、五十嵐くん。
みんなが見てるっ!!”


五十嵐くんの胸に押し付けられているせいで、声にならない声を出すあたしの後ろ……。