「あの……。
お待たせしてしまって、すみません。
なんか……。
今日、寝坊してしまったみたいで……。
玲央くんが起こしてくれて、よかったです」
えへへ……と、ドジをアピールしてみたのだけど……。
「玲央が……。
起こした……?」
今度は、あたしに鋭い瞳を向けたまま、五十嵐くんは顔を歪め……。
それから、軽く息を吐き出して、また窓の外に視線を戻した。
……あれ。
まだ、ご機嫌斜め……。
お待たせしてしまって、すみません。
なんか……。
今日、寝坊してしまったみたいで……。
玲央くんが起こしてくれて、よかったです」
えへへ……と、ドジをアピールしてみたのだけど……。
「玲央が……。
起こした……?」
今度は、あたしに鋭い瞳を向けたまま、五十嵐くんは顔を歪め……。
それから、軽く息を吐き出して、また窓の外に視線を戻した。
……あれ。
まだ、ご機嫌斜め……。

