ヤンキー王子とラブレッスン②【完】

もう、知らないっ。


もう、考えたくないっ。


だから……。


このまま……仮病でも使って、休んじゃおう!!


お腹か、頭でも……痛いことにすればいい!!


どうせあたしは、悪い子なんだから……。


そう思ったとき……。


――ドンドンドン。


いつもよりも乱暴に、ドアをノックする音がした。