ヤンキー王子とラブレッスン②【完】

それに……。


五十嵐くん達とのことだって、断ろうと思えば断れたのに。


お願いしたのは、あたしだから……。


みんなから無視されちゃう状況も、全部が全部……自業自得。


仕方……ないかぁ……。


「ふぅ……」


青い空を見上げて、息を吐き出す。


先週以来、あたしのお弁当スポットになっている木陰に、ハンカチを敷いてから腰をおろす。