ヤンキー王子とラブレッスン②【完】

そんなことを言いつつも、目元が全然笑ってない。


どうしよ、どうしよ、どうしよ……。


そう思ったとき……。


「でも……。
いくら他の女に大人気でも、そんなの全然うれしくねぇな」


五十嵐くんは、体をあたしの方に向けた。


「……っ」


「俺が一番になりたいのは……。
心優、おまえに対してだけだから」