スキャンダラスな恋を始めましょう

「こちらでお待ちください。」

案内係の指示で舞台裏に準備されていた椅子に深く腰掛ける。


一応は親睦会という名目で開かれているこのパーティー。


だが、真の目的は別。




「お待たせいたしました、皆様。これより、本日の主催者鷹野グループの総帥からご挨拶を頂きます。」




拍手と共に現れたのは