「姫~!!おはよ♪*」


「おはよ。愛瑠…。」


「ん!?何さ~元気ないね?」


………だって!!


「ごめん!!愛瑠!!」


私は愛瑠の腕を掴んだ。


「な…何!?」


「私、王子から情報何1つ聞き出せなかった…」


しかも今、王子といるのは気まずい…。


ちゃんと謝らないと…2人で話したいのに…!


あぁ!!イライラする!!


私が頭を抱えていると…


「王子っ…!!」


と突然、教室に響き渡る声。


皆が王子の方を振り返った。


すると、そこには可愛らしい

女の子が立っていた。



「………何?」


「あたしと付き合ってください!!」


「え………。」


うわ…やっぱアイツモテるんだ。


「はぁ!?何あのブス!!」


「クスクス…マジで言ってんの!!」


「自分が王子に釣り合うとでも!?」


「ウッザ…。」


「身の程知らず!!」


うわ…あちこちから女の子の悪口が…。