―――次の日の放課後


「はぁ…。」


『今日はジュースおごるから待ってろ。約束事があるんだ。』


って私は子供か。やっぱりそっか。

可愛いガキなのか…。


しかも約束事って…あの子か!?


「はぁ…。」


そうため息をついてたら


「好きです…。」


旧校舎の方から声が聞こえた。


壁から覗いてみると昨日、王子に手紙を

渡してた女の子だった。


なんで!?なんでまた別の人に告白してるの!?


そんなにすぐに別の人、

好きになるはずないよね…?


王子の事は?王子の気持ちはどうなるの!?


「――――っ…!」


見てらんない!!

どういうつもりなのか聞―――…


―――グイッ!!


「きゃっ!!」


え…?腕が引っ張られた!!


「静かにっ!!」


「おおおおお////王子!?」


「邪魔するなよ。姫。」


わ…ワケわかんない!!