―――そして帰り…


雨が降り続く中…私が帰りを待つのは…


「きゃあーっ!!拓也先輩★」


「これ、もらってください!!」


「ごめん…。気持ちだけもらっておくよ。」


「きゃあ~っ!!」


「拓也先輩ーっ!!待ってぇっ!!」


先輩の好きなものリサーチは完壁…。

トリュフも作れるようになったし

「後は…。」


拓也先輩が校門まできた。

私は先輩の前に出る。


ちらっと先輩がこっちをみて傘が並びあった。


「あのっ……。」


少しドキドキしながら

初めて私から先輩に声をかけた。