ピンフリ姫のわがまま!!


「でもさ…。」


「ん…?」


なんか急に寂しい顔…どうしたのかな…?

腹痛とか!?うーん…。


「ごめん…。」


「えっ…?」


王子が私を見つめて謝ってきた。な…なんで!?


「拓也先輩の事好きなのに…キスしちまって…ごめん…。」


なんだ…その事か…。

って私、fastキスなのにめっちゃ気持ち軽っ…。

なんだ!?これ…?


「アイドルでも拓也先輩でもなくてごめん…」


「ア…アイドル?」


そう言えば小学生の時、

『将来はアイドルとキスする!』

なんて王子に言ってたっけ!!


って…そんな事覚えてたの!!は…恥ずかしい…。


「わ…私、帰るっ////」


私は自分のテストと鞄を持って立ち上がった。


ヤバイ…私…今絶対、顔真っ赤だ…


「え…?姫!?待てっ…」