「……しつこいわね。何かでもこういう王子でも良いかも♪*」


あぁ…っ!!だめだ…。この子は王子萌えだから


『こういうMな王子も良い!!』


なんて思ってるのかも…。


誰が見ても彼は王子に見えるみたいだもん。

し…仕方ないか…。


「良いよ。一緒に食べる…?」


「うん。ありがとう♪*」


日向くんは私に満面の笑みを見せてきた。


「姫…もしかしたら敵は強敵かもしれないぞ」


「う…うん。」


これは…マジで勘弁だ…。

私には愛しの拓也先輩がいるんだから…。


あっ…!!そっか!!愛しの拓也先輩だ!!

私は少しヒラメいた。


「ね、愛瑠、バレンタインデーの準備はどう!?」


「うん。順調よ♪王子くんの好きなものは徹底的に調べ尽くしたわ★」


「私も頑張ってるよ♪*バレンタインデーまであと1ヶ月きったからね~!!」


さぁ質問こい~っ!!


「誰にチョコあげるの!?」


はい!!日向くんから質問きたぁーっ!!