―――ブーッブーッ…
携帯の音が鳴る。
サイレントにしといて良かった。
携帯がバレないように中をそっと見た。
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To. 柴田 大輔
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おい、姫が狙われてるぞ!
気ぃ着けろ…嫌な気がする。
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狙われてる…?
俺はちらっと大輔の方を見た。
すると転校生の日向を指差した。
「そんな…考えすぎだろ。」
でもあの転校生、嫌な気がするのは確か。
ここは大輔の忠告を聞いとくか!!
―――――――昼休み――――――――
「どーするかね…王子。」
俺は大輔と弁当を食っていた。
「何が…?」
「日向のやつ、予想どうり姫にべったりだぜ!!」
俺は姫の方をちらっと見た。
姫と戸田とそこには転校生の日向がいた。
「戸田もいるし大丈夫だろ?」
俺はそう思っていた。でも考えが甘かった…。
まさかこうなるなんて誰も想像しなかった…。
誰も………。