「私を清純な女子に…清楚な服が似合う女子にしなさい!!」


「はぁ!?」


「じゃあ私の手作りハンバーク愛情込めて今度作るからそれでお願い!!」


「てかお前…料理は苦手じゃ…。」


「勉強するよ!!料理だって!」


「…………っ!?」


「私、変わるの。先輩に振り向いて貰えるように」


王子が私の顔をじっと見た。


「な…何よ!?」


「でもお前、泣きそうな顔してる。」


王子が私の頬を優しく撫でた。


―――バンッ…


「や…やめてよ…。泣きそうな顔何かしてないわよ!!」


私は思わず王子の顔を叩いていた。


「あっそ…。それじゃあ俺は手伝えねー。」


王子は私から離れてたったと歩いていく。

何でよ!!昨日はあんなに優しかったのに…。


良いわよ!!私一人で何とかするんだから!!

べーだっ!!