「姫ならきっと大丈夫って思ってた!!ちなみに先輩の好物はトリュフ!!」
「あ…でも私、料理は苦手…」
「大丈夫!!先輩の好きなものに絞って練習すれば美味しく作れるようになるよ!!」
「あ…愛瑠~*」
私は思いっきり愛瑠に抱きついた。
「又今度、こっそり好みのタイプ聞き出そっか!!」
「えぇ~!恥ずかしいよ!!」
「大丈夫!!姫には私が付いてるよ!!」
「愛瑠~!!いつもありがと♪*」
「良いよ!!だから王子の事は任せた!!」
「あ…そっか!!」
王子の事、忘れてた!!(笑)
「おいおい!!それじゃあ私もそろそろ席つくわ!!後の事頼んだよ~*」
そう言って愛瑠は、笑顔を私に向けた。
くそぅ…王子と席隣だし…気まずい!!
私はそう思いながら又、席に着いた。
すると…
「おい…姫!?」
と王子が声をかけてきた。
「何?何かよう?」
私は重い空気から逃れようと、
王子の方を向かずに返事を返した。