しばらくすると、青はつかれて眠ってしまったようだった。 俺は青を抱き上げると、櫂のところへ向かった。 「大丈夫か」 「……あぁ」 相当疲れているのか、これしか言わなかった。 幸い、他の夜桜の奴は急所を一回突かれて気を失ったため、目立つような怪我はなかった。 俺があのとき止めてやれていれば……。 こんなことにはならなかったかもしれない。 「俺は……。 青のことを救ってやれるのか……?」 俺の質問は、夜空に一瞬で解けて消えた。 答えてくれる人など、誰もいない。