「ほんとに、入るの!?」 「うん。 兄ちゃんが引退するなら、次、俺が入らなきゃとか思ってな」 アハハと笑った。 「ほら。 総長。 もう泣くなよ」 盟が袖で私の涙を拭った。 「そんじゃ、感動の再会はその辺にしておいて……。 総長、こっちこい」 圭一が手招きする。 私は、一歩一歩しっかりと歩いて行った。 圭一が、息を吸う。