私はさっきあったことを詳しく櫂に話した。


「へぇ。
そんで、ストーカー事件は無事解決したわけだ」


「多分だけどね」


また来る可能性もなくはない。


カッター持ってこられたら本当困るわ。


「それ以外怪我ないならよかったわ。
ま、その怪我は自分のせいだけどな」


櫂はケラケラ笑いながらいう。


確かにバカらしいけど……。


そこまで笑わなくてもいいじゃんか!


「あ、俺放課後理科の吉田に呼ばれてたんだっ!!
完全に頭から離れてたわ!

そんじゃ、俺また学校行くから」


人との約束忘れちゃだめでしょ……。


てか何したの櫂。





「……あれ?」


あることに気付いたのは櫂がいなくなってすぐ。


た……、


「助けてけーー!!」







圭一が起きたのはその3時間後だった。