[改良版]小学生と暴走族【夜桜】




「とりあえず……バット降ろせ!!」


私は女の手に握られている金属バットを蹴り落とした。


さすが金属。


踵が痛いです……。


女は私をキッと睨む。


「なんでこんな子が……!!」


バットを置いたまま、何処かへ走り去っていった。


「な……なんだったんですか……?」


私は、ただ呆然と立ちつくしていた。