「よし。 放送室行くか」 櫂が立ち上がって言った。 すぐに空き教室を出て言ってしまった。 私は圭一に抱き上げられながら、櫂のブレザーをまたすっぽりとかぶった。 放送室に行く間、皆無言だった。 なんか……怖いです。