ここで、頭の中を一瞬よぎるものがあった。 こういうこと、前にもあったようなきがする。 「……まぁいいか。 続き続き」 怪我なんて舐めときゃ治る。 プツッと音を立てて縄が切れた。 「よし、きれた」 緩んだところで右手を抜き、左手に絡みついている縄を取る。 全てとれた所で、両手をぶらぶらさせる。 「まったくもー。 こんなにきつく縛っちゃってさぁ。 手首に跡ついたじゃんか」 赤い縄の跡を軽くなでる。 「さーて。 いっちょ私をこんな目にあわせた奴らに報復を……」