夜の7時ころ。 私と鈴は帰り道を歩いていた。 んー。 空を見る限り、明日は雨だな。 天候の知識なんかないけどね! ただそれっぽく言ってみたかったんだよ。 鈴といろんな話をしていると、家が見えてきた。 「そんじゃ、ありがと」 「おう。 また明日な!!」 鈴が右手を挙げて私に手を振った。 「また明日!」 私も右手を挙げて鈴に手を振った。 このときで気付いておけばよかったのかもしれない。 明日、会えないと。