「やほー」 「あ、青!」 元気そうだなぁ。 お見舞いなんかこなくてよかったかも。 鈴は病室にはおらず、遊戯室にいた。 周りには子供がうじゃうじゃ。 「青、学校は?」 ……忘れてた。 それどころじゃなくて学校とかいう単語は私の頭に入っていなかった。 「休んだってことにしておこう」 「サボリか」 何も返す言葉がない。 休みだ休み。 「おねーちゃん、鈴くんのきょおだい?」 ある女の子が、私の服の裾を引っ張って言った。