「私はいらない!
誰も私を必要としていない!
お前も……お前らもどうせ私を捨てるんだろう!?
どうせ私を心のどこかで嫌っているんだろう!?」
意味が分からない。
俺たちが青を嫌う理由がどこにある?
青の目には俺が写っている。
しかし、俺には青は俺を通して他の誰かを見ているように感じた。
一体、誰を見てるんだ?
「俺は、青が嫌いじゃない。
嫌いなはずがない!」
俺は否定の言葉を口にする。
「うるさい……。
うるさいうるさい!
私は消えなきゃならないんだ!
私は生きていてはいけないんだ!
私は私は……」
とりあえず落ち着かせたいのだが、なにをしたらいいのか分からない。
「青……!!」
ここで、圭一がきた。

