[改良版]小学生と暴走族【夜桜】




「私はいらない!
誰も私を必要としていない!

お前も……お前らもどうせ私を捨てるんだろう!?
どうせ私を心のどこかで嫌っているんだろう!?」


意味が分からない。


俺たちが青を嫌う理由がどこにある?


青の目には俺が写っている。


しかし、俺には青は俺を通して他の誰かを見ているように感じた。


一体、誰を見てるんだ?


「俺は、青が嫌いじゃない。
嫌いなはずがない!」


俺は否定の言葉を口にする。


「うるさい……。
うるさいうるさい!

私は消えなきゃならないんだ!
私は生きていてはいけないんだ!
私は私は……」


とりあえず落ち着かせたいのだが、なにをしたらいいのか分からない。


「青……!!」


ここで、圭一がきた。