一瞬ためらったが、私も捕まえようとしてくる手が伸びてきて、それを振り払い走り出した。 ランドセルを掴まれたため、ランドセルを捨ててきた。 ランドセルを捨てた瞬間、体が一気に軽くなった。 そのまま夜桜に向かって走る。 「ハァ……ハァ……」 もう……誰も傷つくところなんかみたくないのに……っ!! 一粒、また一粒と涙が溢れてきた。 圭一……助けて……!!