[改良版]小学生と暴走族【夜桜】




今の私には、油断大敵と言う言葉が一番よく似合っている。


口元を何かで覆われ、すぐに眠気が襲ってくる。


「……っ!!」


やっぱり、いつでも気をぬいてはいけないんだ。


後ろにいたのか……!!


こんなことを考えているうちに、まぶたが上がらなくなった。


必死で開けた先に見えたもの。


それは、男の不気味な笑顔だった。


「これで……二人。
やっと夜桜をつぶせる。


あの時の恨み、はらさせてもらうぞ」


意味深な言葉とともに。