[改良版]小学生と暴走族【夜桜】




もちろん嘘に決まってる。


けど、櫂ならきっと信じるだろう。


「おお!
青もやっと俺の天才っぷりを認めたか!」


やっぱり信じた……。


本当単純だよなぁ……。


「はいはい」


適当にあしらう。


「おい見ろよー!」


夜桜の人に見せにいってるし!


本当馬鹿だよ……。


ほとんどの人がこちらを見てくる。


私は人差し指を口の前で立てた。


それで全員納得。


「やっぱり俺って天才だよなぁ!」


櫂、いい加減気づけ。


なんかだんだん可哀想になってきた。


そのうち、夜桜の倉庫内で天才コールが始まった。


私はその状況をソファに座って笑いながら見ている。