「…げっ、」

「なに、噂をすれば?」

「…嫌な予感しかしない」



でもメールを無視したら、後で何を言われるか分からないので

渋々、受信ボックスを開く。


そこには



『喉が渇いた。五分でコーヒー買って生徒会室まで届けろ』



「………………」

「……頑張れ、副会長」


そう言うと麻美は、ポン、と私の肩に手を置いた。


………………泣きたい。