相手の女子はもちろん嫌そうな顔をした。

“何コイツ。うざ”

と言わんばかりの睨みっぷり。

「じ、じゃあバイバイ~」

そういう月菜の顔も泣きそうで。

恐怖に膝が震えていた。

「大丈夫か、月菜」
「今日は1歩進んだよ…目、一瞬合わした」

地味だなオイ。

1歩進んで5歩下がるタイプだな。