「そんなこと言わないでよ。有梨が死んだら僕は耐えられないよ。たとえ有梨が何もできなくても、僕は有梨が僕の隣にずっといてくれるだけで、僕は幸せだよ。僕は、有梨の全部が好きだから」




有梨の頭を優しく撫でる




「真紀斗…」




有梨の顔がちょっと赤くなって




ギュッと顔を埋めて抱きついてきた




いい匂いがふと鼻をかすめる




僕はまた有梨の頭を撫でる