『佳代~。あんたまさか、一目ぼれ?』 「なっ…ばか!そんな訳ないじゃんっ。」 廊下中に、私の叫び声が響いた。 花ちゃんってば…何言ってんだかっ。 『だって~。顔真っ赤にして見とれてたじゃん。』 「してないってばぁ!」 クスクスと笑う花ちゃんの肩を、思いっきり叩いておいた。