催涙雨





『………へ?』



なんで恭ちゃんがゲイ?



『恭ちゃん…女の子だよ…?』



話が噛み合っていない。




「キョウが…女?」



『恭ちゃんは恭子(キョウコ)ちゃん!
付き合ってる男の子がいる
ノーマルな女の子だよ…?』



葵は少し考えるような
素振りをすると
合点がいったように
項垂れてベッドから滑り落ちて
ベッドを背凭れに
するようにして座りこんだ。



「女…だったのか。」


しんみりとした呟きに
なぜかちょっと不安になる。