催涙雨





あたしの小さな呟きは
誰に届くこともなく
降りやまぬ雨音に消されてく。




ザァ─────‥




『────‥あおい。』




ザァ───────‥




空虚なこの心に
雨は絶えず降り注ぐ。

強さを増し、激しさを増し
…切なさを、増し。





カラダがふわりと浮く感覚がして
知らず知らずのうちに
あたしのカラダは睡眠の世界に
引き込まれてゆく。



アオイが出る番組…


そんなことを考えられるのは
ほんの一瞬だけ。


あたしの意思に反して
疲れたカラダは安息をとった。