催涙雨





恭ちゃんを見送ったあと
あたしは急いで家へ入る。



『お母さん…!』



「海、おかえり。」



『お母さんッ!あの…』



「ただいまも言わないで…
そんなに急用なの…?」



息を切らすあたしを見て
お母さんは笑いながら
キッチンから出てきた。



『荷物…届いてない?』