催涙雨





はっとして周りを見渡すと
あたしたちから少し離れた所で
クスクスと笑っている
恭ちゃんがいた。



『ちょっと恭ちゃん…!』


「ごめんね?海。」



全然悪く思ってないような
恭ちゃんの謝り方に
あたしはむっとする。



「よっしゃ、おにごっこだ!」



そう言った恭ちゃんは
室内だというのに
おにごっこを始めてしまった。


そしてなぜかあたしまで
おにごっこに巻き込まれた。