催涙雨





「願い事なんて書いてある?」



「おれにも見せろよー!」



「漢字読めねーよ。」



円くなりあたしの短冊の
願い事を読もうとする彼らから
短冊を奪い返す。



「ああっ!」



男の子から残念がるような
声が聞こえたけど
そんなの気にしない。



『だめ。』