催涙雨





だからって──
偽りばかりの世界が
いいと言う訳ではない。


だが上手く世を渡るには
社会に生き残っていくには‥
偽ることも必要になる。



きらきらした瞳は
さっと偽りに染められる。

そして、輝きをなくす───。


汚れてしまうのだ。




だから、あたしは…
星に願うのだろうかと思う。


本当は…あたしたちは…
夜空に浮かぶ星々のように
輝いていたいのだ。


どうにもならない現実のなかで…
そっと、過去の輝きを
探しさまよっているのだろう。