オレはもう一年前のオレに戻っていた。
だけど...
「なぁ。リウ、なんかあったのか?」
そうダチに聞いてみても
誰も知らねぇって。
アイツに話しかける勇気がとてもじゃないけどでない。
好きなやつなのに
どうしてオレにはこんな勇気もでないのか?
男だろ?
話しかけるくらい簡単じゃねぇか。
なにがあったか聞くぐらい
ほんとに簡単な事なのに。
「りーうっ!!!また本なんか読んで...!今日空いてる?」
アイツは確かリウと仲がよかった宮原だ。
「ごめん。今日は塾だし、今週空いてないから。」
そう答えるリウはとても冷たい表情だった。
あんなに仲良かったのにな・・・
「もぉ!!!小学校最後の年だよ?塾なんか中学校になってから行けばいいじゃない!」
「アタシ受験するから。じゃあ。」
そう言って彼女はそこから立ち去った。
「宮原ッ!!!」
オレは咄嗟に呼んでしまった。
「あ。タクマ。」
「あのさ...リウに何かあったのか?」
「わからないの。ねぇ?幼馴染なんでしょ?だったら、だったらさリウを助けてあげて?ねぇお願い。」

