ノリ探しに携帯の忙しい黒沢一樹を見据え、左手でタバコを取り出して火を付けた。
「神、先ずはその物騒な物を仕舞わんか。」
背後から聞こえた低く掠れた声が、神堂龍造の到着を知らせてくれた。
これで漸く役者は揃った。
黒沢一樹に向けていたトカレフを、静かにテーブルの上に乗せる。
テーブルとトカレフがぶつかり、硬質な音が響いた。
「[神堂組]が探していたのは、このメモリースティックだろう。撮られていたのは五人だが、ノリは偶々撮られただけだから除く。メインは四人だ。」
黒沢一樹の脇に腰を据えた神堂は、以前と変わりなく威圧感たっぷりの雰囲気を纏っていた。
「神、先ずはその物騒な物を仕舞わんか。」
背後から聞こえた低く掠れた声が、神堂龍造の到着を知らせてくれた。
これで漸く役者は揃った。
黒沢一樹に向けていたトカレフを、静かにテーブルの上に乗せる。
テーブルとトカレフがぶつかり、硬質な音が響いた。
「[神堂組]が探していたのは、このメモリースティックだろう。撮られていたのは五人だが、ノリは偶々撮られただけだから除く。メインは四人だ。」
黒沢一樹の脇に腰を据えた神堂は、以前と変わりなく威圧感たっぷりの雰囲気を纏っていた。


