結局何も聞き出せなかったが、マコのお袋さんに付き合った時間は無駄と感じなかった。
話し相手であるマコが居なくなってしまった事で、誰かと話すのが楽しくて仕方なかったのだろう。
「何かあったら何時でも電話して下さい。どんな些細な事でも構いませんから。」
貸して貰ったメモ用紙をお袋さんの前に滑らすと、お袋さんは目尻を下げてお礼を言った。
俺がマコの様子がおかしい事に気付いていれば、お袋さんは話し相手である愛娘を失う事は無かった…。
そう思うと、一種の罪滅ぼしに似た感情かもしれない。
お袋さんに玄関先まで見送って貰い、真上から少し西に移動した太陽に向かってマジェスティを走らせた。
話し相手であるマコが居なくなってしまった事で、誰かと話すのが楽しくて仕方なかったのだろう。
「何かあったら何時でも電話して下さい。どんな些細な事でも構いませんから。」
貸して貰ったメモ用紙をお袋さんの前に滑らすと、お袋さんは目尻を下げてお礼を言った。
俺がマコの様子がおかしい事に気付いていれば、お袋さんは話し相手である愛娘を失う事は無かった…。
そう思うと、一種の罪滅ぼしに似た感情かもしれない。
お袋さんに玄関先まで見送って貰い、真上から少し西に移動した太陽に向かってマジェスティを走らせた。


