疲れている時も同じように妥協は思い浮かぶが、疲れていてもこなしてしまおうという考えも思い浮かぶ。



その時希に、自分の能力を越えた力を発揮する事が有る。



疲労が無いに越した事はないという考えを否定もしないが、俺には納得出来る理由が少なく感じてしまう。



つまり、今日の俺のコンディションに問題はないと言う事になる。



皮下脂肪が更に無くなった身体を一瞥し、歯ブラシを持って風呂場に向かった。



ノリと対峙するに不安要素は無い…そう強く思いながら、温めのシャワーを身体に浴びる。