「なんか賭けようぜ。俺が勝ったら、お前は俺の言うこと何でも聞く。お前が勝ったら、俺はお前の言うこと何でも聞く。どう?」 「……のった。窓割るとか合鍵出すとかは無しだかんね」 こればっかりは本当に無理だよ。 あたしの勝ちだね。 「んなことしねーよ。おし!見てろよ…」 そう言うと新堂は、1つの窓をカタカタと揺らし始めた。