また言葉もなく、ただ足を動かして廊下の角を曲がる。 すると… 「…あ、音楽室」 「ほんとだ」 ちょうど音楽室があった。 そのまま通り過ぎようとしたあたしに… 「なぁ、ちょっと寄ってかねぇ?」 コイツは、まためんどくさいことを言い出した。