…まぁでも、新堂がいてくれるだけでもマシか。 たぶんあたし一人だったら、どうすることも出来ずに動けなかっただろうし… そんなことをぼんやりと考えながら、なんとなく窓から空を眺めていると… 「あ」 「あ?どした?」 「雲が…」 「雲?」 「……止まってる」