ほんとにだーれもいないし何にもない。


……当たり前なんだけど。



なんていうか、時間が止まってるからか空気までピーンと冷たい感じがして…


自分達の足音しか響いてない静かすぎる廊下は、なんだか漠然とした不安に襲われる。



唯一の救いといえば…



「ふぁぁぁ…」



隣で欠伸(あくび)をしているこの超能天気野郎。