「ペンなんか何に使うの?」 「え?落書き」 「……ら、落書き?」 なぜ今落書き? 「時間が止まってるとか、絶好のいたずらのチャンスだろ」 「……へ?」 あたしはあまりの予想外の発言に、口をあんぐり開けて固まった。