「お前の好きな、雲見に行こうぜ。もう時間も動いてんだし、雲流れてるだろ」 雲……? 確かにゆったり流れてる雲を見るのは好きだけど…… 時間が止まってて、雲が流れてないことにショック受けてたけど…… 「なんで新堂が知ってるの?」 「え?」 「あたし、雲を見るのが好きだって……言ったっけ?」 言ってないよね? あたしのその問いに、新堂は『しまった』という顔をした。