なんだか頭がぽーっとする。 新堂に聞きたいことがいっぱいあったはず……いや、いっぱいあるはずなのに、頭の中が真っ白で。 これ……夢なんじゃないかなぁ……とか、思えてくる。 「……ちゃん……ねえちゃ……姉ちゃん!」 「へっ!?」 ようやく、どこかに飛びかけてた意識がはっきりした。